環境活動 今までの環境活動(2012)
環境問題への取り組みをご紹介。
環境問題に配慮した事業提案を致します。
「再生可能エネルギー」
▼再生可能エネルギー Vol.6 最終回 ~海洋発電~
2012年12月
私どもの事務所のある長野県は海はありませんが、地球の地表の70%は海です。また日本は島国でもあるため、海洋発電の重要性は高いと思われます。今回は海洋発電について見ていきたいと思います。
海が蓄えている潜在的なエネルギーは全人類が年間に消費するエネルギーの20倍以上といわれています。この膨大なエネルギーを取り出すために技術開発がすすめられ、いろいろな方法が開発されています。その主なものをざっとご紹介します。
〇波力発電
波のエネルギーを利用して発電する発電方法であり、波の上下動や振動を電力に変換する。
波の上に機械を設置し、その機械が伸びたり縮んだりするときに電力を生み出す。
面積あたりのエネルギーは、太陽光の20~30倍、風力の5~10倍である。
〇潮力発電
海の満ち引きを利用し、その落差を利用して発電する。満潮時には堰を開放し、湾内に海水を導入し、干潮時に堰を閉鎖し、海水をタービンにながすことで発電する。
〇海洋温度差発電
太陽によって温められた海洋表面の水と深海(1000mまで)の冷たい水の温度差を利用して熱機関を動作させる。
〇海流発電
海流による海水の流れの運動エネルギーを水車、羽根の回転を介して電気(電気エネルギー)に変換させて発電させる方式である。海中に海流発電機を設置する。
このように多くの技術が開発され、実用化に向けての研究がすすめられています。また、水中のプロペラにフジツボなどが付かないようにする技術など、日本の技術も使われているようです。ハードルは高いですが、実用化により大きな恩恵を受けることができる発電方式であるといえます。
▼再生可能エネルギー Vol.5 ~地熱発電~
2012年11月
ここ長野県では多くの温泉があります。この温泉を生み出すエネルギーを使った発電方法について調べてみました。
地熱発電とは
地下深くまで井戸を掘って高温の地下水(温泉)や蒸気を使ってタービンを回して発電する方式です。
地熱発電の特徴は
・ 燃料費がかからず、二酸化炭素排出もありません。
・ 化石燃料のように枯渇することがなく、長期間にわたって安定した供給ができます。
・ 太陽光や風力発電のように天候に左右させず、発電量が安定しています。
・ 発電した蒸気や温泉を暖房等に再利用できます。
日本は世界第3位の地熱資源をもっているそうです。しかし、現在地熱発電を行っている施設は東北や九州など一部の地域に限られ、総発電量はわずかにとどまっています。
地熱発電ができる地域の多くでは、温泉施設が点在する地域と重なるため、温泉の湯量への悪影響が懸念されています。発電施設建設にかかる高い初期費用や施設の技術的な問題も指摘されています。
地域の環境に影響がないか十分に調査したうえで、地元の温泉事業者や住民の理解を得ないと普及は難しい状況です。そのためには海外などで実績を積み重ねていくことも必要になるのではないでしょうか。
地元には温泉を暖房に再利用している施設があります。大規模な発電施設までとはいかなくても、様々な方法でうまく温泉や地熱を活用していくこともできます。温泉文化を守っていくことも考えて開発をすすめてほしいと思います。
▼再生可能エネルギー Vol.4 ~小電力発電~
2012年10月
当り前のように流れている川や農業用水路の水。その流れがエネルギーに変換できるって考えるとなんだかわくわくしませんか
環境に与える影響が少なく地球に優しいと言われている再生可能エネルギーですが、天候や季節の変動を受けやすいためどうしても供給の安定性を欠きやすく、効果率で見ると、太陽発電は12%程度風力発電が20%から30%と言われその効率の低さも問題となっています。
小電力発電とはダムなどの設備を造らず、農業用水路や浄水場のなど、一定の落差と水流があれば設置可能な発電施設です。又その効果率も80%と高いです。
長野県も補助金などで農業用水路を利用した小電力発電の設置を推進しています。
しかし利点ばかりではなく初期投資コストの高さや、水利権使用申請が必要であること又メンテナンスが必要であるなどの問題点もあります。
でもメンテナンスって、用水路や川にゴミを捨てなければ大分楽になりますよね。
家の周りにも田んぼが多いので用水路もありますが、散歩中たまに明らかに誰かが捨てたと思われるごみや切った枝葉が流れているのを見るとがっかりした気分になります。
川にゴミを捨てないって当たり前のマナーですよね。
みんながゴミを絶対に捨てないで、川の水もきれいに成り同時に用水路の流れをエネルギーに利用して発電を起こせたら環境に優しいより豊な環境を創るアクションに成るのではないでしょうか。
▼再生可能エネルギー Vol.3 ~水力発電~
2012年9月
水力発電は、ダムに大量の水を貯め高いところから低いところへ落ちる時の力を利用してタービンを回します。
ただし、そのダム建設には多くの犠牲やコストがかかり自然破壊にもつながり大きな問題となっています。
そこで注目したいのが「小水力発電」
長野県は小水力発電の電力供給量が全国1位という記事を見ました。
海なし県でも河川や農業用水など水源は豊富なんです。
‘水’は最大な自然エネルギーでその‘水’の力で水車を回し発電すれば二酸化炭素も排出しないので環境にも優しい
道路の側溝に流れている水や雨水でも発電できるそうです。
しかも、火力発電や原子力発電のように化石燃料や核燃料の大半は海外の輸入に頼っているが、‘水’は日本の国土でうまれた純国産エネルギーであるということです。
そう考えると、水力発電は日本に向いている発電方式だと思います。
しかし、水力発電はコストや天候の影響などのデメリットも考慮しなければなりません。
これからの電力確保は、一つの主力発電だけに頼るのではなく、自宅に太陽光発電、自分の住む町に小水力発電、
そんなふうに電力の地域生産・地域消費ができたら素敵だな~と思いました。
▼再生可能エネルギー Vol.2 ~風力発電~
2012年8月
昨年、お休みをいただき出掛けたフランスで普通に風車が何基も立っているのを見た時、日本では見かけない光景に驚きました。
あまり身近でない風力発電。盛んな国もあります。最大の風力発電大国は中国、次いでアメリアだそうです。
日本で風力発電が遅れている理由として、
① 日本固有の台風などの気象条件
② たくさんの風車を設置できる平地の確保が困難
などが挙げられています。
しかし近年、日本の気象などに対応した日本製の風車が造られている事や海洋上に風車を設置する洋上風力発電所があります。これは国土の狭い日本でもたくさんの風車を設置できるというわけです。
大きく、ゆっくりまわる風車は見ていても壮大です。太陽光発電が普及してきたように、風力発電も再生可能エネルギーとして広く普及していってほしいと思います。
▼再生可能エネルギー Vol.1 ~雪氷熱利用~
2012年7月
雪国信州に住む者として、冬、雪が降ってもらわないと寂しいし困ることもある。
がしかし、大雪に見舞われると雪かきが大変で、近年は局部的に大雪になるところが多くその地域にお住いの方々はもっと大変だろうと思う。
しかし、その雪が雪氷熱として、再生エネルギーとして利用できるというのだ。
雪氷熱とは、雪や氷から得られる冷熱のことで、冷蔵庫や建物の冷房用のエネルギーとして活用したりできる。
大きな雪室をつくり、雪中貯蔵として農産物に付加価値をつけたり新たな産業を創り出したりもしている。
また、実験段階だが、山ノ内役場では今年3月におよそ500トンの雪山をつくり、特殊なシートをかけ夏まで貯雪し、7月の県外のイベントで大活躍したそうだ。
これは、地元の新聞にも掲載され、息子がその記事をみて、夏に雪遊びしてる!!と、きらきらした目で教えてくれました。
こうした話を聞くと、雪国ならではの知恵が満載で、やっかいものの雪も利用次第では、貴重なエネルギー源になっているのですね。
わが子は本当に雪が大好きで、雪が降ると犬のように駆け回る。
子供をわくわくさせる雪・・・・・今年もたくさん降るのでしょうか???
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